(2025/11/13)
経済学の流派ーMMT②ー
前回は、MMTの「国家貨幣論」について書きました。 現実派の経済学 MMTの出発点です。では、国家貨幣論の 前の貨幣はどうであったのか。MMT は「分からない」と 言います。「分からないものは、そのまま、分からない とする」強い理性の姿勢です。従来の経済学である 商品貨幣論のように、分からないものを無理に想像で 作るようなことはしません。
MMTは、恒等式と複式簿記を使って経済を捉えていきます。 恒等式は、一つの部門の赤字は他の部門の黒字を作ると いうことを表しています。当然、逆もあります。複式簿記 は、組織の金(かね)の流れを捉えます。現代においては 組織は複式簿記を使います。政府も民間もです。
こうして、MMT は、恒等式という考え方と複式簿記の技術 を使って経済の真実に迫っていきます。私は、経済学部で 哲学派と数学派の経済学入門のところを習って大学を卒業 しました。そして、会社勤務を終えて定年となり、すっかり 老人となった今、現実派の経済学 L・ランダル・レイのMMT (現代貨幣理論入門)を読んでいます。