(2025/11/13)

経済学の流派ーMMT①ー

前2回にわたって、日本の経済学の「哲学派」と 「数学派」について書きました。今回は最近出てきた MMT(現代貨幣理論)について書きます。MMTは経済を ありのままに捉えようとします。つまり「現実派」です。 MMTは、従来の経済学で言われてきた商品貨幣論を否定 します。商品貨幣論とは、「原始的な社会では、物々交換 をしていた。やがて何らかの価値を持った商品が便利な 交換手段として使われるようになった。代表的な商品が 金(きん)である」というのです。私も約半世紀前、 経済学部でこのように教わりました。

しかし、MMTはこの商品貨幣論を否定します。商品貨幣論 は既に社会学などによって虚構であることが証明されて いるからです。MMTは「国家貨幣論」です。国家貨幣論 とは「まず政府は債務などの計算単位として通貨単位を 法律で決める。現在の日本では「円」です。そして、 税を円で支払わせる。これにより、円という通貨に 納税義務を果たす需要が生じる。こうして人は通貨に 額面通りの価値を認めるようになり、その通貨を民間 での支払いなどでも使うようになった。」という貨幣論 です。厳しい見方ですが、確かに現実はこの通りです。

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