(2025/11/9)
経済学の流派ー近代経済学ー
前回は、「哲学派」経済学であるマルクス経済学 の話をしました。今回は「数学派」の話です。 私は経済学部の選択で近代経済学を勉強しました。 約半世紀前の日本ではマルクス経済学以外の 経済学は、まとめて近代経済学と呼ばれていました。 日本だけの現象です。
当時の近代経済学は、供給曲線と需要曲線、無差別曲線、 限界効用、など色々な経済分析ツールが使われて いました。やがて、数学が使われるようになり、 本によっては、数学の本のようになってきました。 理学部数学科を卒業した人が大学院で経済学を専攻し、 経済学者になる人が何人も現れる時代になったのです。 最初は数学を目指したが数学の才能に限界を感じ、 数学を生かせる分野として経済学を選んだのかもしれま せん。
しかしながら、経済学は数学ではありません。やがて、 数学の数式を通常の言葉で表現する努力をした本が 出るようになりました。現在の主流の経済学、 「数学派」の経済学です。現在、大きな書店でたくさん 並んでいる経済学の本は、ほとんどがこの「数学派」 の経済学です。次回は、最近出てきた「現実派」の 経済学 MMTの話をします。